12年ほど、やってなかったゴルフを再開。
不甲斐ないプレーと結果でしたが、楽しかったですね。
会社のメンバーでいったんですが、部署も年齢もバラバラ
ゴルフは世代を繋ぐコミュニケーションツールになりますね。
そのあと、家の近所で士音と偶然遭遇。
最後に剣を交えたのは、4年前ぐらいかな?
当時は腕前は五分ぐらいだったはず!たぶん…
今やったらは瞬殺されるなぁ
理系脳で、人あたりが良く、やさしく「うちの子も士音みたいに育ったらいいなぁ」と嫁と話したことがありました。
今は高3で大学受験を控えてるそうですが、スポチャンは続けてるとのこと。
士音の顔みたら、久々にスポチャンやりたくなってきましたね!新メンバーもたくさん加わり、楽しそですし。
スポチャンもゴルフと一緒で「それぞれのスタイルで、世代間コミュニケーション」ができるスポーツ!
一方、剣の修理は腐ったチューブとの孤独な戦い!
誰かそろそろ修理業務引き継ぎませんかー
ということで
8月ぐらいに「ITOさん」から質問頂いてた案件です。
はじめまして!ITOと申します。
小太刀や長剣の分解は自分でも出来るのですが長巻きの分解の仕方がどうしても分かりません。
どうすれば長巻きを解体、修理するのか教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
10月になってしまいましたが回答します。
誰かITOさんをご存じの方は、「裏臥龍塾更新してたよ」とお声がけお願いします。
一年ほど、長巻の修理依頼がなかったので、載せようがなかったんですが…
臥龍塾は長巻使ってる方、少ないんですよね。
今回の修理依頼は、
これまた珍しい「杖」(じょう)です。
「武具紹介」では
「長剣より遠い間合いから打ち込めます。水車のように振り廻し両端で打ち込めるのが特徴」
だそうですが、かなり難易度が高い得物となっております。
長巻の状態は二本ともエア漏れをおこしていますので、グリップカバーを切断して分解修理をおこないます。
「杖」「棒」「槍」ともに心材を除いては、同構造です。
ITOさんのご質問の「分解の仕方がどうしてもわかりません」ですが、
おそらくグリップカバーを再利用できると勘違いされてるのかなぁと推測します。
今回は、長巻のパンク修理で「グリップカバー取り外し」、「取り付け」の解説となります。
長巻心材交換等はまた別の機会に…
①ハサミ
お気に入りのべたつかない関のハサミ。作業効率アップ
②カッター
カッター、デザインナイフどちらでも
③ビニールテープ(黒)
④サランラップ
⑤マスキングテープ
⑥ヒートガン
熱収縮チューブを温めるのに使用するヒートガン。
私が使用するのはアマゾンで安かった(\942)工作用のヒートガンです。
ただ、プラグの規格が少し違うのか?差し込めないコンセントがあります。私はヤスリで削って差し込めるようにしました。
⑦熱収縮チューブ
TaiseiDC 熱収縮ラバーグリップ (内径サイズ40mm)
グリップカバーの素材である熱収縮チューブです。
残念ながら、純正品の光沢のあるチューブはメーカーがわかりません。代わりにいつもは、艶消しのチューブを使用してるんですが、今回は依頼主の了解を得て、アマゾンで購入した滑り止め付にしてみました。カラーも豊富なんでカスタマイズされたい方は是非。
収縮後の厚みは、純正品で約0.7㎜、今回のものは約1㎜と厚み
があります。内径サイズは40㎜ぐらいのものであればなんでも大丈夫です。
今回は赤の「杖」となります。
二刀ともパンクしています。
カッター、またはデザインナイフをつかってグリップカバーを切っていきます。
グリップカバーを切断し、取り外した状態です。
取り外すとわかりますが、心材に巻かれたヒモが、グリップのデコボコの正体。
取り外したグリップカバーは再利用できないので捨ててください。
ビニールテープを外して太ヒモを取り外します。
これは、再利用しますので置いといてください。
さらにベタベタのビニールテープを取り外し、外袋を外せるようにします。
エア漏れ箇所は、先端と中心部
あと根元部分のチューブとビニールテープの境目のひび割れ。
先端と中心部はパッチをつけて修理。
根元部は廃チューブを外側に貼り付け、広範囲のひび割れ対応をおこないました。
中心部のパンク(劣化)は、折り曲げた状態で保管されてる場合によくおこりますので、適量の空気を入れた状態で折り曲げずに保管してください。
詳しくは、チューブ編#03で解説してますが、チューブにラップを巻いておきます。
ラップは、小太刀、長剣で15cmのものを使いましたが、長巻は太いので30cmのラップを20cmぐらいに切って巻き付けます。
必ず空気を適量入れた状態にしてください。
ペッタンコの状態でラップを巻くと、膨らませたときにイビツに膨らんでしまいます。
根元にヒモを写真のように一周半巻き付けます。
長い方のヒモと短いほうのヒモとで「Vの字」にします。
長い方のヒモを写真のように巻き付けていきます。
ヒモの上部と下部をビニールテープで固定します。
STEP1の写真ではヒモの全周をビニールテープで固定していますが、後々ベタついてくるのが嫌なので、真ん中は巻いていません。これでズレることもないので問題なしです。
ゴメンなさい、写真を撮り忘れてしまったので、文章のみで解説。
①アマゾンから届いた熱収縮チューブを20cmにカットし、グリップ部に差し込みます。
②根本(エアチューブ側)からヒートガンで温めていきます。温めると熱収縮チューブが縮んでグリップにフィットします。
③ねじ部側にハミ出している熱収縮チューブをカッターまたはデザインナイフでカットします。
④外していたOリングを取り付けて完成。
装着状態です。
ヒートガンがない場合は、コンロで代用することも可能ですが、外袋を溶かしてしまうことがあるので、外袋部にアルミホイルを巻いたりするなどの溶け対策をおこなってください。
ヘアドライヤーでは熱量が足らないと思います。
艶消しの熱収縮チューブにするよりかは、見栄えがよくなったとおもいます。
真ん中の連結パイプまで、滑り止め熱収縮チューブにしてしまうと野暮ったいので、真ん中はそのままで
長巻のパンク修理は熱収縮チューブを新品に交換しなければならないので、小太刀、長剣と比べてお金がかかります。
ですから、パンク修理が終わったからといって、すぐに熱収縮チューブをつけないように!
完全にエア漏れがないかどうか確認してから、熱収縮チューブをつけてください!
いつものおきまりですが
「このページを参考にした修理、分解はすべて自己責任でお願いします。」
ではでは